HANDA STREET TERRACEとは？

HANDA STREET TERRACE（HST）実行委員会は、2021年11月の社会実験を経て、2022年からは年に2回程度、名鉄知多半田駅からJR半田駅の間の、道路やロータリーなどの公共空間を活用したイベントを開いていこうと考えています。

そのイベントの先に見ているのは、2027年度の、JR半田駅高架化のタイミングです。JR半田駅や半田運河までの間のエリアは、今まさに動きが激しくなりつつありますが、既に再開発が終わり、キレイに整備されたものの少し商業的に寂しい名鉄知多半田駅側も併せて盛り上げていくには、最後のチャンスだととらえています。

誰か1人の責任で今の状況になったわけではないこの街に対して、文句を言い続けるのはやめて、この街のユーザーとして何も挑戦しないことが失敗であるかもしれないと思い、「じゃあ理想の状況を自分たちで作ろうよ」と実験的に始めたのがHANDA STREET TERRACEです。

ちなみに、知多半田駅前の公共空間は、手続きさえすれば、誰でも使うことができるので、HANDA STREET TERRACE以外の手段が次々と出てくる状況を、待ち望んでもいます。

イベントは、ただ「楽しかったね」という祭りで終わらず、日常的に楽しい半田に繋げるイメージを持ちながら、自分たちの手で、居場所と出番をつくり、自分たちがほしい街を作ります。

イベントを作り上げていくには、準備段階から約4か月かかりますが、その間に、やりたいことを出して、それをみんなの力を合わせてどう実現させていくか、話し合いを重ねていきます。

2021年夏、雁宿ホールの和室に集まって、車座になって、この街の課題や、自分のやってみたいことを話して、共有するところから始まりました。

その後、LINEグループで意見交換したり、実際に知多半田駅や半田駅周辺の飲食店で集まって小さなミーティングを開催したり、時にはだれでも参加できる「オープンミーティング」を半田商工会議所の会議室で開催したりして、交流の輪を広げています。

メンバーは、全員が兼業なので、時期によって流動的ですが、無理しすぎず、できる範囲で、やりたいことを楽しくやるのがモットーです。

まずは、自分たちが楽しむことを大切にしながら、「半田をおもしろくしたい！」という想いを共有した人と人がリアルにつながり、世代や所属を超えて普段から街で日常的に顔を合わせて話せるようなネットワークが広がっているこの活動は、自分たち若い世代が、未来に向けて自ら街を作っていく、「まちづくり」の活動になっていると考えています。

イベントに出店してくださる出店者・出演者の皆様も、私たちの想いに共感して共に場を作り上げてくださる大事なパートナーです。

また、イベントに来場される方、来れないけどSNSで応援してくださる方、そして近隣住民の方々なども、私たちの取組を日常につなげていくには欠かせない存在です。

立場を超えて、想いに共感し合い、一緒に半田のおもしろい未来に向け行動してくれる人が増えれば、きっと半田はおもしろくなると私たちは信じています。